2019年09月

2019年09月29日

hanpu
昨年末以来、なんと今年はじめての投稿となってしまいました。
体調はおかげさまで、行きつ戻りつを繰り返しながらもかなり回復してきています。ただ、そのペースの遅いことおそいこと!まさかここまで時間がかかるとは。いちどクスリで壊してしまったヒトの体、自然の摂理を元に戻すのは簡単なことではないのだなあとあらためて痛感しています。

とはいえ、以前は長いトンネルの先にぼんやりとしか見えていなかった小さな光が少しずつ大きく、はっきりとわかるようになってきました。そして、その光に導かれるようにふつふつと創作欲が湧いてきています。しんどい時はまったくそんなことを思う余裕すらなかったこと、そもそも生きている実感さえなかったことを考えると、そんな感情が自分の内から湧き上がってきたというだけでもなんだか感慨深かったりします。

なので、この感覚をなんとかカタチにしたい。ひとりでも多くの方におすそわけしたい。そんな気持ちでいま、わくわくしながらあるモノの制作にあたっています。今回作っているのはごくごくシンプルな帆布もの。自分にとっては小さくも大きな一歩です。もう少ししたらアップできると思います。

5年にわたる闘病。当たり前だったことが当たり前にできない日々。当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったことを思い知る日々。感謝と焦り。

正直、いまの僕には何もありません。でも幸いなことに、失うものもありません。療養中のいまの自分にできること、いまだからこそできることにひとつずつ、丁寧に向き合っていこうと思っています。

そして一日もはやく手縫いの会でお会いできる日を楽しみにしています。

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