ひさびさの1足

型紙をきる。革を裁断する。アッパーを縫製する。
これが、そしてここまでが僕の仕事です。
以降は底付け師と呼ばれる職人さんの手に引き継がれ、靴ができあがります。

通っていた靴の学校では底付けも含めひと通りその作り方を教わりましたが、
卒業後は忙しさにかまけ、また腕の立つ底付け師の相方がいたということもあり、
1足すべてを自分で作り上げることはほとんどなくなっていました。

そんな僕が久々に靴を1足、半年がかりでどうにかこうにか作りあげました。
息子の靴です。(あくまでお飾り、記念撮影用ですが…)



当然、作業は遅々として進まなかった訳ですが、ああでもないこうでもないと行ったり来たり
しているうちに、会社をやめて靴学校に通い出したあの頃の気持ち、そして靴を作りあげる
楽しさをどうやらすっかり思い出してしまったようです。

作った靴のサイズが14ｃｍ。
息子の足のサイズが現時点で11ｃｍ。

あと何足作れるだろうか？

足がおっきくなったらその時はまた木型を作り直したらいいか…
でも、中途半端な大きさのものはあんまり作りたくないしなぁ…
などと思いは巡りますが、あくまでお飾り、あまり難しいことは考えず、ここは純粋に
作ることを楽しもうと思います。

次はプレーンな内羽根を計画中です。


caboche/facebookページ
http://www.facebook.com/pages/caboche/497303553621378?ref=hl

遅ればせながら

facebook、始めてみました。

どういうカタチにしていくかはまだこれから、そもそもfacebook自体いまだに
よくわかっていない、というなんとも頼りない状態ではありますが、とりあえず。

やってみながら、走りながら、ちょっとずつ整えていこうと思います。
気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

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花壇の片隅で

風にそよぐヒメツルソバ。

日ごとに色づく葉が、秋が深まりつつあることを感じさせます。

ありがとうございます。

ビスポーク休止のお知らせを皆さんにさせていただいたのが、約2ヶ月前。
正直、いろいろ言われるのは覚悟していました。

しかし、いただいたのは激励をはじめとした暖かい言葉ばかり。
そればかりか、体調を気遣ってくれる方や
今後のことをまるで自分事のように案じてくれる方まで。

本当にたくさんの方々からメッセージをいただきました。
この場を借りて今一度お礼を申し上げます。ありがとうございました。

今回、cabocheが多くの方々に支えられてきたんだということを改めて感じたのと同時に、こういう時になお応援してくださる方々にこそ、これからも応えていきたいとの思いを強くした次第です。

1歩1歩、着実に。

また、近況報告します。